
「出張が多く、移動中の気分を高めるために奮発して買ったのですが、最近はリモートワークがメインになり、使う機会を逃してしまっていました」と、少し苦笑いされながらお客様が持ち込まれたのは、ルイ・ヴィトンのメンズラインで不動の人気を誇る『キーポル35(M46655)』でした。モノグラム・エクリプスのシックな黒とグレーのコントラストが、都会的な印象を強く放つバッグです。お客様の几帳面な性格が表れているのか、型崩れしないよう配慮して持ち運ばれたその姿に、査定前から質の高さを予感しました。このキーポル35は、伝統的な旅行用バッグ「キーポル」を現代のライフスタイルに合わせてダウンサイジングした逸品です。これまでのキーポルといえば、45サイズ以上の宿泊を伴う旅行用が主流でしたが、この35サイズは日常のビジネスシーンやジム通い、さらには機内持ち込み用として絶妙なサイズ感を実現しています。モノグラム・エクリプス キャンバスは、通常のモノグラムよりも汚れや傷が目立ちにくく、かつ大人の男性に相応しい落ち着いた色調であるため、現在ブランドバッグ市場でも特に安定したリセールバリューを保っているモデルです。査定における最大の判断ポイントは、ハンドルとショルダーストラップの「エッジ」の状態です。このバッグは手に持つ、あるいは肩に掛けるという動作が繰り返されるため、バニッシュ(コバ塗り)部分にひび割れや剥がれが生じやすいのですが、今回拝見したお品物は驚くほど滑らかな状態を保っていました。また、内側のテキスタイルライニングにも汚れやシミが一切なく、金具のチタンカラーの輝きも新品同様でした。最新の型番であることも含め、コンディションが極めて良好であったため、流通相場の限界を超えた最高額での回答をさせていただきました。ルイ・ヴィトンのエクリプス製品を長く綺麗に保つための注意点として、私がよくお伝えしているのが「アルコール消毒液への接触」です。最近は手指消毒が習慣化していますが、アルコールが付着した手でハンドルを握ったり、バッグに直接かかったりすると、コーティングが変質し、白く曇ってしまう原因になります。また、保管時には付属の保存袋に入れ、できるだけ直射日光の当たらない通気性の良い場所を選ぶことが、キャンバス地の反りや劣化を防ぐ一番の秘訣です。こうした日々の少しの配慮が、手放す際の価値を大きく守ることになります。提示した金額に、お客様は「そんなに高く評価してもらえるなら、迷わず次に進めます」と、非常に満足された様子でサインをしてくださいました。ブランドバッグには、機能性だけでなく、それを持つ方のステータスや思い出が詰まっています。難波の喧騒の中で日々多くのブランド品を鑑定しておりますが、ただのモノとしてではなく、その背景にある価値をしっかりと汲み取ることが私たちの誇りです。もしお手元に、役目を終えて眠っているルイ・ヴィトンのバッグがございましたら、ぜひ一度その価値を確かめにいらしてください。一点一点、誠心誠意、最高額を目指して鑑定させていただきます。





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