
「昔ハワイへ旅行した際に一目惚れして購入したのですが、白地なので汚すのが怖くて、結局数回使ったきりクローゼットに眠らせていたんです」。難波の店舗へお越しいただいたお客様は、丁寧に不織布に包まれたバッグを、どこか名残惜しそうに差し出されました。海外旅行の華やかな思い出が詰まったお品物を、次の大切にしてくださる方へ繋いでほしいという切実な想いを受け取り、私たちは一点一点、その価値と真摯に向き合いました。今回拝見したのは、シャネルのカジュアルラインとして一世を風靡した「ニュートラベルライン」のトートPMです。しかも、ただのトラベルラインではありません。ホワイトのナイロンジャガードキャンバスに、色鮮やかなマルチカラーのロゴや模様が散りばめられた「ハワイ限定モデル」という、非常に希少性の高い逸品です。通常の黒やベージュの落ち着いたトーンとは一線を画す、南国らしい開放感とシャネルらしいエレガンスが融合したデザインは、現在もコレクターの間で根強い人気を誇るレアアイテムです。鑑定において私が最も注視したのは、ホワイトキャンバス特有の「黄ばみ」と「角擦れ」の状態です。ニュートラベルラインはナイロン素材ゆえに経年による変色が出やすいのですが、こちらのお品物は驚くほど純白の状態を保っており、レザー部分のコバ(縁)の割れも一切見られませんでした。さらに、内側のシリアルシールが鮮明に残っていたことも大きな評価ポイントです。限定モデルかつ極めて良好なコンディションという、市場でも滅多に出会えない好条件が揃っていたため、希少価値を最大限に上乗せした最高額をご提示いたしました。ブランドバッグ、特にナイロンやキャンバス素材のものをお持ちの方によくお伝えしているのが、保管時の「通気性」の重要性です。日本の高温多湿な環境下で箱の中に長期間閉じ込めてしまうと、糊の染み出しによる茶色いシミが発生したり、内装のレザーがベタついたりすることがあります。また、今回のようなマルチカラーのデザインは、色移りのリスクも無視できません。もし「もう使わないかな」と感じたら、素材の劣化が進んでしまう前に、一度査定に出して状態を確認することが、結果として資産価値を守る最善の策となります。最終的な金額をお伝えした際、お客様は「限定品であることをしっかり汲み取ってもらえて、ここへ持ってきて本当に良かったです」と、晴れやかな笑顔で承諾してくださいました。私たちは、単に中古ブランド品を査定するだけでなく、そのバッグが持つ背景や限定品としての付加価値、そしてお客様が大切にされてきた保管の努力を正当に評価したいと考えています。難波という流行に敏感な街で、皆様のクローゼットに眠っている特別なシャネルや限定アイテムがございましたら、ぜひ一度拝見させてください。専門の知識と情熱を持って、その価値を最大限に引き出す鑑定をお約束いたします。





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