
クローゼットの奥から大切に保管されていた品物が出てきたという理由で、たくさんのお荷物を抱えてご来店されるお客様がいらっしゃいます。先日も、そんなきっかけでシャネルのバッグを複数お持ち込みいただいたお客様がいらっしゃいました。長年大切にしまっていたけれど、もう使う機会がないから整理したいというご相談でした。拝見した品物は、80年代から90年代にかけて製造されたヴィンテージシャネルの数々でした。定番のマトラッセチェーンショルダーをはじめ、キャビアスキンのトートバッグ、さらには当時流行したバニティケースまで揃っており、まるでシャネルの歴史を紐解くようなラインナップでした。革の状態はどれも経年を感じさせないほど丁寧に保管されており、バッグの形も崩れが少なく、当時の方々がどれほどこの品物を大切にされていたかが一目で伝わってくるような状態でした。査定をする際、私が特に注目したのは製造時期を証明するシリアルシールの有無と、金具のコンディションです。今回お持ちいただいた品物はすべてシリアルシールがしっかりと残っており、さらに製造年代を特定できる個体であったため、査定額を大きく引き上げることができました。また、チェーン部分のメッキ状態も重要です。経年変化によるくすみや青錆が見られるものが多い中、今回の品物は酸化が最小限に抑えられており、金色の輝きが綺麗に残っていました。現在のファッション市場では、こうした年代物のモデルにこそ高い価値がつく傾向にあります。単に古いという理由で値段をつけるのではなく、現在のトレンドや希少性を加味した上で、一つひとつ丁寧に最高額を算出いたしました。査定の際、よくお伝えしているアドバイスが一つあります。それは、汚れを落とそうとしてご自身でクリーニングをしないことです。市販のクリーナーやアルコールで拭いてしまうと、革の質感を損ねたり、表面の色が剥げてしまったりするリスクが高まります。多少のホコリや内側の劣化であれば、専門的な知識を持つ私たちが適切に判断し、その状態に見合った価値を最大限に引き出しますので、どうかそのままの状態でお持ちください。無理に綺麗にしようとしたことが原因で、かえって査定額を下げてしまうのは非常にもったいないことです。今回、お客様には予想を大きく上回る査定額を提示することができ、驚きと同時に大変喜んでいただけました。眠っていた品物が新しい持ち主の元へ渡り、再び愛用されることは、私たちにとっても非常に嬉しい瞬間です。もし、ご自宅に眠ったままのブランドバッグがあれば、その価値をぜひ一度確認しにいらしてください。一つひとつ、プロの視点でしっかりと見極めさせていただきます。





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